月ノ下 狸櫻 のブログ

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消滅可能性都市

民間の有識者グループ「人口戦略会議」は全体の4割にあたる744の自治体で、2050年までに20代から30代の女性が半減し、「最終的には消滅する可能性がある」とした分析を公表しました。2024/4

 

我が国では少子高齢化と言われて久しく、限界集落や消滅可能性都市という言葉も続けて出てくるようになった。

既に各方面で議論されている話題であるが、私の携わってきた立場からは人口減少時代に相応しい都市構造づくりをしていくほかはないのではないかと考えている。

それ以前の問題として、人口減少にいかに歯止めをかけるか、経済を活性化させるか、外国人労働者をどのように考えるのかといったことがあるが、これらについては改めて考えることとしたい。希望的な観測だけでは手遅れになるから。

私としては、人口分布は、枝葉のように、あるいは神経節のような形で良いのではないかと考えている。スポンジ化とは似て異なる考えである。ここでいうスポンジ(海綿体)は、神経節というより骨粗しょう症の骨のようなものと考える。
私は、国土を体に例えると、人口分布は脳、脊髄、神経というような構造となっていければ良いという考えだ。

それは、集中すべきところには集中しているが、そのほかのところは何もないわけではない。道路やライフラインのような線でくまなく結ばれたものである。

具体的には、学校や病院でもモデル化できるように分散配置する。例えば、1次医療、2次医療、3次医療のように。例えば、小学校、中学校、高校、大学のように。高校や大学は専門によっても分かれてくる。

そういったインフラを適切に配分しなおす方向で整備していくものが考えられる。