市野沢悠矢のブログ

流れる行く雲を見るような作品を書きたい

マイナス金利解除と日々の暮らし

 植田和男日銀総裁は29日(日本時間1日)、20カ国・地域(G20)財務相中央銀行総裁会議の閉幕後に記者会見し、マイナス金利政策解除の重要な判断材料となる春闘での賃上げ動向について「大企業を中心に前向きの姿勢がかなり発せられている」との見方を示した。その上で、3月以降に徐々に判明する賃上げ率の集計結果を確認しながら「ヒアリング情報などを加えて、各会合で議論していく」と説明した。

 

 私は金融の専門家ではなく、むしろ程遠いので、株高も円安も金利も論理的に今、どのような状態になっているのか説明すること出来ませんが、自分自身の生活にどのような影響が出てくるかのイメージは沸いてきます。

 

 若い人には言いにくい見方になりますが、今の職場をやめて稼げるほどの強いスキルもなく年功序列の社会の中で働いてきて50歳を過ぎると、もはや給与も頭打ちだろうし、将来の年金の方が心配になる気持ちが先行します。

 

 しかし、これは考えても仕方のないことだろうとも思います。

 年金制度は破綻しないという考えについて以下に述べますが、それはよく巷で言われていることだろうと思います。また、それは年金制度の厳密な定義によるものであることは単純な話です。

 

 年金を運営する主体から見れば、歳入と歳出のバランスをとるだけだということになるのでしょう。

 乱暴な言い方をすれば、入ってくるお金が半分になって出さなければならない方の頭数が倍になっても、出す方の単価を4分の1にすればバランスがとれる。

 しかし、実際に出す方の単価を4分の1にするのは恰好が悪い。ではどうすれば(どうなれば)良いか?

 それは単純に物価が高くなれば、年金の絶対的な金額を下げなくても実質的な金額を下げるのに等しい効果になるから良いということになるのかな?

 

 年金をもらう方にしてみればたまったものではないのですが、かと言って若い世代に負担をかけるわけにもいかなくなるのも自明ですし難しい課題です。

 

 少なくとも、のんびりと老後には年金暮らしなどできる状況ではなさそうだということだけはわかります。

 何んとか年寄りなりに稼ぐ方法を見つけたいと考える一方で、健康さえ損なわなければほっそりと生きていくのも悪くないとも思います。

 結局、先週の記事と同じ話に行きつくのですが、自分なりのスキルを身に着けながら、健康で楽しく生きられる方法を見つけていければ良いのかなという結論となります。